Author Archives: SLabo7uk

歯科技工士

歯科技工士は優れた技術が求められる国家資格

歯科技工士は、患者さんに適した入れ歯や歯冠、差し歯、矯正装置、マウスピースといった口に入れる補助具や矯正具などの作成・修理を行う専門家で、歯科技工士の国家資格を取得して働きます。

補助具や矯正具は口の中に入れるものですから、人体に安全であることが第一で、十分に目的を果たせる機能的なものを作る必要があります。
口の動きは、複雑です。
ほんのわずかな狂いでも、歯茎などに器具が当たって痛みや炎症を起こしたり、食べにくい、しゃべりにくいといったトラブルが起こります。
作成には専門的な知識が不可欠で、化学的根拠のもとに正確かつ精密に作製しなければいけません。

歯科技工士になる方法

歯科技工士になるには、高等学校卒業後に歯科技工士を養成する専門学校や短大、大学で知識と技術を学んだ上で国家試験を受けて合格し、登録機関に申請して国家資格が取得する必要があります。

歯科技工士の就職先は歯科技工所が最も多く、このほか病院や歯科医院に勤務する人も少なくありません。
歯科技工所では病院や歯科医院から依頼をうけて制作します。
その後独立して、自分で歯科技工所を開く人も多いのが特徴です。
病院勤務は非常に人気が高いのですが、求人数が少なく、競争率が高くなっています。
病院では最先端医療が行われることが多いため、高度な技術が求められます。
歯科医院では患者さんと接する機会も多く、手応えが直接感じられるのでやりがいがある職場です。

いずれにしても、技術力が高く評価されれば、どんどん仕事が入ってくる、実力重視の世界です。
努力次第で活躍の場が広がりますし、独立して働いている人も少なくありません。
 

歯科技工士に向いている人は? 将来性は?

歯科技工士には手先の器用さが求められるものの、それ以上に必要なのが根気強さです。
患者さんがより快適に、安全に使えるものを作るためには、地道に努力する粘り強さが欠かせません。
専門職では、常に技術を磨いていく向上心も必要です。
常に新しい技術や知識を学び続ける努力ができる人でないと、いつまでたっても自分の技術が向上しません。

特に日本人は手先が器用な人が多く、まじめに仕事に取り組みますから、歯科技工の分野でも優れた技術力を誇ります。
現状、アジアなどから低価格のものを輸入してコストダウンを図る傾向があるため、若い世代の歯科技工士が減っています。
このような状況を打破するためには、日本ならではのすぐれた技術を磨き、一人ひとりがスキルアップを図っていくしかありません。
優れた技術が評価されれば、国内はもとより、海外からの需要も高まるはずです。

高齢化社会になり入れ歯の需要は増えています。
今後は、技術力の高い歯科技工士がますます歓迎されるでしょう。

義肢装具士

義肢装具のスペシャリスト

義肢装具士は義手や義足などの義肢装具を作成する専門家で、国家資格がないと働けません。
病気や事故で手や足を失った人などにその機能を補うための義肢や、身体機能に障がいがある人のコルセットなどの装具の製作などを行います。

主な業務の流れは、まず患者さんの採寸をして適切な形状の義肢や装具を作り、装具が完成したら実際に装着して適合具合を確認し、快適に装着できるように調整します。
そして装着後は機能回復のためのリハビリテーションを行って、義肢がうまく使えるように支援します。

製作だけを行えばいいというわけではなく、患者さんの体と義肢装具をフィットさせ、少しでも快適に使えるように工夫をこらす必要があります。
医療関連職でありながら、ものづくりを担当する職人のようなポジションにある珍しい業種です。

現在は義肢装具の製作も分業化が進んでおり、採寸や型取りやフィッティングは義肢装具士が行い、組み立ては専門の製作技術者が行うケースも増えてきました。

義肢装具士になる方法

義肢装具士になるためには、次の3つの方法で必要な知識や技術を学び、国家試験に合格する必要があります。

1つ目は、義肢装具士を養成する専門学校や大学で3年以上学ぶ方法です。
2つ目は、義肢装具士を要請する高等専門学校や大学、専門学校で1年(高等専門学校は4年)以上学び、養成所で2年以上知識と技能を学ぶ方法です。
3つ目は、職業能力開発促進法で定められた義肢、装具の製作に係る技能検定に合格し、専門学校などで1年以上知識や技能を学ぶ方法です。

専門学校で3年学んで国家試験を受けるのが、最短距離で資格が取得できる方法です。

義肢装具士は民間の義肢装具製作会社への就職が一般的で、その会社が契約した病院などに出向して業務を行います。
関連資格として介護用品のアドバイスを行う福祉用具プランナーや、福祉用具などのレンタルやアドバイスを行う福祉用具専門相談員、障がい者にスポーツの紹介や指導を行う初級障がい者スポーツ指導員といった資格もあります。
スキルアップを考える人は、これらの資格取得にもチャレンジしてみましょう。

義肢装具士の将来性

義肢装具士になるためは厚生労働大臣が指定する養成学校で学び、卒業するのが一般的ですが、募集定員が少ないため、義肢装具士の人員は不足しています。

体の一部を失った患者さんや、障がいのある患者さんの生活の基盤となる義肢装具を提供して、日々の生活を支える義肢装具士は今後も重要な仕事として求められるでしょう。
特に、日本人はものづくりが得意ですから、日本の義肢装具士は高く評価されています。
今後は、海外で活躍する義肢装具士も増えていくと予想されます。

診療放射線技師

放射線検査の国家資格

診療放射線技師は、放射線を使った検査を行う専門職です。
放射線検査と聞くと、肺や骨折などの状態を調べるレントゲン検査をイメージする人が多いのですが、実際の放射線検査にはさまざまな種類があります。

X線を使った一般的なレントゲン撮影のほかにも、胃を検査する消化管造影検査、血管の状態を調べる血管検査、乳がんなどを発見するためのマンモグラフィ、筒状の器械に入って3D画像を撮影するCT検査、電磁波を使って調べるMRI検査、超音波を使うエコー検査、放射性の医薬品を投与して臓器などの状態を調べるRI検査など、多岐にわたる検査が行われています。
検査だけでなく、X線や電子線を当ててがんなどの治療を行う放射線治療も行います。

診療放射線技師になる方法

診療放射線技師は国家資格です。
養成する専門学校や短大、大学で必要な課目を学んだのち、国家試験に合格をすると資格が得られます。

診療放射線技師の就職先は、総合病院や大学病院などが主です。
放射線での検査・治療は正しく使わないと危険ですから、診療放射線技師、医師、歯科医しか行なえません。
このため診療放射線技師の需要はとても高く、就職先に困るといったことはほとんどありません。
医療分野において放射線は、検査はもとよりがんなどの治療にとっても不可欠です。
安全に放射線を活用するためにも、診療放射線技師の需要は今後も高まっていくと考えられています。

近年は乳がんの早期発見のためにマンモグラフィを受ける女性が増えていますから、女性の診療放射線技師に対するニーズも高まっています。
最先端医療分野での放射線技師の活躍が期待されており、今後ますます重要性を増していく職業の一つとなるでしょう。

診療放射線技師に向いている人は?

まず、放射線についてわかりやすく説明して、患者さんが安心して検査や治療を受けられるようにコミュニケーションができる対人スキルが求められます。

また、正確な検査結果が出るように慎重に検査を行うこと、MRIでの画像処理の技術力も必要になります。
検査結果によって、医師が治療方針を決めますから、責任は重大です。
放射線は医療現場で欠かせないものですが、一歩間違うと患者さんや周り人たちに危険が及びます。

患者さんの命を守る仕事であることを肝に銘じ、仕事に全力を注ぐ責任感のある人がこの仕事に向いています。
また、検査機器も放射線治療も日々進歩しています。
最先端の情報を積極的に収集し、常に勉強をすることも大切です。

放射線のプロフェッショナルとして誇りをもって働ける、やりがいのある仕事です。
最先端医療に興味がある人は、ぜひ国家資格取得にチャレンジしてください!

臨床検査技師

患者さんの検査を行う国家資格

臨書検査技師は医師の指示のもと、患者さんの病気を診断するためのさまざまな検査を行うのが仕事です。
臨床検査技師は尿や便、血液の検査をはじめ、生化学検査や呼吸機能検査、心臓超音波、心電図、脳波の検査を行い、医師はこれらの検査結果をもとに患者さんの病状を把握し、どのような治療を行うか計画を立てます。
間違いが許されない、責任重大な仕事だといえますね。

臨床検査技師が行う検査は多岐にわたっていますが、近年は医療の専門家が進んでおり、臨床検査技師でも、がん細胞を専門的に調べる細胞検査士や、エコー検査を専門的に行う超音波検査士といった資格も誕生しています。
また、レントゲンやCTスキャンなどの検査をするには、診療放射線技師の資格が必要です。

臨床検査技師になる方法

臨床検査技師になるには、国家試験に合格しなければいけません。
臨床検査技師になる過程では、高等学校を卒業後に臨床検査技師を養成する専門学校等で必要な知識を履修して、国家試験を受験します。

臨床検査技師の就職先は病院の他、臨床検査センター、食品や薬品メーカー、研究所などです。
細胞検査士や超音波検査士、認定CRCといった資格取得によって、転職に有利になります。

臨床検査技師の将来性は?

医療のベースとなる検査に従事する臨床検査技師は、医療業界にとって無くてはならない、とても重要な職務です。
また、医学の進歩に伴って検査業務の重要性はより高まっており、細分化・専門家する傾向にあります。
その一方で、検査機器も進歩しており、これまで臨床検査技師が行っていた検査を、機械が代わりに行うというケースも増えてきました。
つまり、検査の重要性は年々高まっているものの、検査技師に頼らなくても検査ができるようになってきているわけです。
このため、正規職員を募集せずにパートなどを募集する病院も増えており、需要は少なくなっているのが現状です。
臨床検査技師として活躍するためには、細胞検査士や超音波検査士などの関連資格を取得してスキルアップする、認定CRCの資格を取得して治験分野に転職するなど、今後のキャリアプランを考える必要があります。
また、ペットブームに伴って、動物の医療に対応するための検査も増えてきており、動物医療分野で活躍するのも一つの方法になるでしょう。

将来的には簡単な検査は機械が担当し、高度な検査は臨床検査技師が担当するようになると予想されています。
臨床検査技師に対して、優れた専門性がより求められるようになっていくでしょう。
技術の進歩や、医療業界の今後の流れに十分注意して、常に情報収集を行うと同時に勉強を怠らないようにすることが大切です。

歯科衛生士

仕事の内容について

歯科衛生士は、歯科助手と間違えてしまわれますが、異なる資格となっており歯科助手に比べて歯の治療等に携わることが多い仕事となります。
歯科衛生士としての仕事は、歯周病疾患の予防処置や歯科保健指導をして歯科医師の診療補助を行うのは歯科衛生士の仕事です。

特に歯周病疾患の予防処置や歯科保健指導は、歯科助手では携わることができない仕事となります。
また、歯石の除去や虫歯や歯周病疾患の予防のために行うブラッシング指導や食生活に関するアドバイスも歯科衛生士の大切な仕事となります。
歯科衛生士として働く場合には総合病院の歯科、開業医の歯科医院で働くのが多い仕事となります。

その他にも地域の保健所や老人保健施設で働く歯科衛生士も増えてきています。
そのほとんどが正社員として活躍する人が多くなっており、働きがいのある仕事となります。
この歯科衛生士として働く場合には歯科衛生士の資格を取得することになるため歯科衛生士試験に受験をして合格する必要があります。

歯科衛生士試験

歯科衛生士として働く場合には歯科衛生士の資格を取得する必要があります。
歯科衛生士の国家試験に受験をする場合には受験資格が必要となります。

受験資格としては、文部科学大臣又は厚生労働大臣が指定する歯科衛生士養成学校等を卒業した場合に受験資格を得ることができます。
歯科衛生士の国家試験に関しては、毎年行われており合格率は95%を超える試験なので、合格しやすい国家試験となります。
また、試験に合格しても実際に歯科衛生士として働く場合には実務的な能力が求められる職業となります。

将来性と給与面

歯科衛生士として働く場合には、その多くが開業医の歯科医院に就職することになります。
多くの歯科医院があるため、就職する場所として困らない状況にありますが、長く働く場合には歯科医院の医師の能力により影響されることになります。

また、高齢化が進んでいくことになるため、今後はお年寄りの食事改善に必要な口腔ケアが求められることになり福祉分野で歯科衛生士の需要が伸びていることになります。
今までと比べると活躍の場所に該当しませんが、このように老人医療施設で求められる人材の1つとなっていきます。
また、近年まで歯科衛生士は女性が受験できる資格となっていましたが、最近では男性も受験できます。しかし、圧倒的に女性が多く、20代や30代が活躍しています。
歯科衛生士の女性はその後出産や育児のために退職する歯科衛生士も存在しており、このような状況では、歯科衛生士は今後も必要な職業としてニーズがあります。

歯科衛生士の給与面では、開業している歯科医院により異なりますが、平均的な年収は350万円となります。
これは、開業医の歯科医院で勤務している場合となります。
総合病院などの大規模な歯科病院では、社会保障や手当が充実しているため開業医の歯科医院よりも年収は多い場合があります。